「動画編集をするには、どんなスペックのPCが必要?」
「動画編集ソフトは有料・無料どんなものが良いの?」
という疑問に答えていきます。
PC・ソフトなど何から揃えたら良いか分からないという方へ向けて、順に解説していきます。
目次
動画編集を始めるのに必要な機材とソフト【実体験のおすすめ情報】
結論から言うと、
今、自分の最大限準備が可能な高スペックPCと高性能ソフトがあればOKです。
1.PC本体(動画・映像編集用)
自分のお財布と相談して無理なく、最大限準備出来るものを揃えましょう。
◆OS
有名どころは2種類。
- Windows OS
- Mac OS
結論、どっちでも良いです。
価格帯はWindows OSで組まれているPCの方が圧倒的に安いです。ノートPCで比較すると例えば、MacBook ProはWindowsのBTO(オーダー組み立て)のPCの約2倍ぐらいのイメージです。
WindowsPCを安くで購入するのであれば、
マウスコンピューターか、ドスパラ が有名です。マウスコンピューターはかなり安いです。
MacPCを安くで購入したのであれば、
ソフマップ・ドットコムの中古販売がおすすめです。
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ちなみに私は最初Windowsを持っていましたが、買い替えのタイミングでMacBook Proを購入しました。Windowsに比べて高かったですが、毎日触りたくなるPCを購入したいという意図を最優先にPCを選びました。
◆ノートPC or デスクトップPC
a).デスクトップがおすすめ
これも悩みどころですが、基本同等スペックならノートPCよりもデスクトップ型の方が価格帯が安いです。もし、持ち運びをあまり想定していないのであれば、デスクトップ型PCがおすすめです。
編集時には1画面内にパネルが細かく分かれていますので、モニターも大きい方が編集しやすくなります。
b).サブモニターは本当におすすめ
ノートPCでもデスクトップPCでも動画編集をするのであればサブモニターはまじでオススメです。
例えば、YouTubeでチュートリアルを見ながら編集をしたり、デザインや資料を見ながら編集をしたり、作業効率が圧倒的に上がります。18インチ以上あれば十分に使えます。
c).スマホアプリから始めるのもあり
動画編集を始めるのにどんなものかやってみたいという程度であれば、最初はスマホアプリもおすすめです。進めるならこの辺りです。
・iMovie(iOSのみ)
・Adobe Premiere Rush(iOS & Android)
やってみて面白ければPCの本格的導入を検討するのもありです。これでも最低限の編集(カット・BGM挿入、テロップ挿入、2画面など)は可能です。
◆PCの必要スペック
スペックは高いに越したことはないですが、低くても動くのは動きます。ただし、プレビューや書き出しに時間がかかったりと作業効率が落ちます。
どこまでを許容範囲とするかが、スペックを決める基準になります。
以下は、After Effectsでの編集や4K編集をする上で欲を言えば、これくらいは欲しいかなというスペックです。
推奨スペック
・CPU・・・i9以上
・メモリ・・・32GB
・GPU・・・4GB
・ストレージ種類・・・SSD
・ストレージサイズ・・・1TB
ここまであれば、そこそこ快適に作業が出来ます。3DCG系のソフトをガリガリ触りたいのであれば、更にスペックは必要です。
私が動画編集を始めた時のスペックはこんな感じでした。
・CPU・・・i3
・メモリ・・・4GB
・GPU・・・500MB
・ストレージ種類・・・HDD
・ストレージサイズ・・・500GB
これでも一応編集ソフトは動きましたが、結構ストレスがあったので、
↓↓こちらのスペックに買い換えました。
・CPU・・・i5
・メモリ・・・16GB
・GPU・・・1GB
・ストレージ種類・・・SSD
・ストレージサイズ・・・250GB
FHDくらいの編集ならそこまでストレスは感じなかったです。After Effectsでの編集も画質を落としながらプレビューをすれば、何とか出来ていました。私の経験から言うと、本当の本当の最低でもこれくらいは欲しいところです。
↓↓迷った時の私の優先項目は、以下の通りです。
1.CPU
2.メモリ
3.GPU
4.ストレージ種類
5.ストレージサイズ
注意点としてどれか一つだけ、ずば抜けていたとしても他のスペックが追いついていないと、高スペックの恩恵を受けられないこともあります。全体のバランスも重要です。
正直なところ最初から良いPCがあるに越したことはないですが、なかなか先が見通せない中で予算を使うのは勇気がいります。私の場合は、上記の通りで少しづつグレードアップをしていきましたし、自分の今出来るベストを尽くせば全然良いと思います。
2.ソフト(動画・映像編集用)
無料のものと有料のものでは、出来ることも全然違います。仕事にしていくのであれば、間違いなく有料のものが必須です。
30日間お試し使用も出来ますので一度触ってみると良いと思います。本当に初めてで、手始めにやるのであれば無料のものでもOKです。
◆無料版(お試し)
有名どころはこの辺りです。
・Adobe Premiere Rush CC
(無料プランでは書き出し制限あり)
・iMovie
・AviUtl
(モーショングラフィックスも制作できます)
Adobe Premiere Rushはインターフェイスも有料ソフトと似ていて、移行する学習コストが低く済むのでオススメです。
PCで触るのであれば、使い勝手も結構良いです。
↓Adobe Premiere Rushはこちらから
3DCGならblenderという無料でここまで出来るかという神のようなソフトもあります。
◆有料版(本格派)
価格は毎月支払いをするサブスクリプションタイプと、一回支払いをして永久ライセンスを得られる買い切りタイプと2種類です。
a).アニメーションやモーショングラフィックスをするなら
・Adobe After Effects(サブスクリプション)
・Apple Motion(買い切り)
本格的にするなら、 Adobe After Effectsが断然おすすめ です。
b).動画のカット編集をするなら
・PremierePro / Adobe (サブスクリプション)
・Final Cut Pro X / Apple (買い切り)
・DaVinci Resolve / Blackmagic Design (買い切り)
・EDIUS Pro / グラスバレー (買い切り)
特徴は、
・出来ることの多さや、Adobe製品同士の相性、チュートリアルの数で選ぶなら、PremierePro / Adobe
・スピード感を持ってカット編集をするなら、Final Cut Pro X / Apple
・カラコレをこだわりたいなら、DaVinci Resolve / Blackmagic Design
・安定性や、DVD書き出しをスムーズにしたいのであれば、EDIUS Pro / グラスバレー
こんな感じです。
c).3DCG系をするなら
・MAYA
・3dsMAX
・CINEMA4D
この辺のソフトは非常に高価なので、上記で紹介したblenderから始めるのがおすすめです。
3.まとめ
まずは今出来ることをやってみる。極論スマホがあれば今すぐにでも編集を始められます。
PCの能力が低くても動くのは動きます。自分のお財布と相談して、今出来る最大限のことをしましょう。
本格的に始めるなら有料ソフトは必須。お試しが出来るものをあるので、まずは触ってみましょう。
動画編集を極めれば、投資した分の回収もすぐに出来てしまいます。自分への先行投資と考えて、購入するもの検討してみてはいかがでしょうか。